徒然なるままに

日常のあれこれなど

テレ東がドラマ化した『しょせん他人事ですから』

先日、最終回を迎えたテレ東のドラマ『しょせん他人事ですから』。
私はコミックから入った立場なのだけど、ドラマ化されたことをAmazon Prime Videoさんで知った。「えっ? これ、もうドラマ化されてるん?」と驚いたし、しかもテレ東さんのドラマというから、これまた吃驚! 昨今のご時世もあるんだろうけど、これに目をつけるあたり「さすがテレ東さんだわ~」と思った。(割とテレ東さんの番組が好きな私)

私的にはこのドラマ、テンポよく楽しんで観られた感じがする。(^-^)
主役の弁護士・保田理先生の役は中島健人くんが演じていたんだけど、コミックで描かれている保田先生のイメージとそんなに大きくかけ離れていたとは思えなかったし。
ドラマの話数も8話で終わったけど、なかなかいい区切りだな~と思った。

ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)

ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)

テレビ東京「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」オフィシャルサイト。

この弁護士の保田先生の事務所に掲げられている「他人事」の掛け軸、訪問してきた依頼者からすると「んんん?」ってイメージかも知れないし、観てるこちら側としても「はあ? ちょっとそれ、どうなんです?」ってツッコミたくなるけれど、冷静にシンプルに考えてみれば「まぁ、確かに!」だったりする。
「他人事」とは、自分には関係のない、他人の事。よそさまの事――という意味。
訪れる依頼人は「今まさに火の粉が降りかかっている状態」だけど、迎える弁護士にしてみれば「弁護士自身の身に降りかかっている火の粉ではない」のだから、そりゃまさしく他人事ですわな。(笑) 

しかも保田弁護士の言葉は、超ストレート。(>▽<*)ww爆笑!! 言い方は優しくないが、間違ったことは言ってないし、出来ないものは出来ないと言ってる。そして依頼人の意思を尊重して、やるべきことをしっかりやって、正当な報酬を貰う――まさにビジネスに徹しているのだから、信頼できる弁護士であることは間違いないと思う。ただそのストレート過ぎる言葉と対応も相まって、ネットでの弁護士事務所の口コミは、すこぶる低いんだけど(笑)、保田先生にしてみれば、ネットの口コミなんてまさに「他人事」。そんな口コミに一喜一憂しているわけではない。(笑)

多分、常に心がフラットで、物事の本質を見ているのだと思う。だから、言葉は妙に核心を突いていて、説得力がある。言い方はチャラけていても。(笑) 私も毎回ドラマを観ていて、おぉ! っと感じた言葉は結構あるんだけど、やっぱり最終回の言葉かな。

軽い気持ちでやったから、罪が軽くなるわけではありません。誹謗中傷したのは悪意じゃなく、軽い気持ちだった……、そう言われて、被害者の傷が軽くなるわけじゃないですから。赦される理由にはならないんです。人を傷つけたらその代償を払う、それだけの話です。ですので、僕は貴方に損害賠償請求をします。金額は……、そうだな、これから依頼人と相談しますが、幾らになるかなぁ。フフフッ( ̄▽ ̄) ニヤ

あ、弁明は結構です。同情とかしないので。しょせん、他人事ですから。

第8話(最終回)「なりすまし編」の保田理のセリフ

これが、このドラマを総括していると思った。
それと。

世間話で悪口を呟くのとネットで呟くのは大違いだけど、そんな実感、みんなない! 呟く側は独り言のつもりでも、ネット上はその先に大勢がいるし、その中には本人だっているかも知れない。なのに、そのことに全然思い至らない。

第2話「主婦ブロガー炎上編/アーティスト偽動画編」の保田理のセリフ

余りに気軽にネットに投稿や発信が出来るから、ついつい薄れてしまいがちだけど、このネットの先に広がっているのは「パブリック」なんだってことを、ちゃんと強く意識しなくちゃいけないよね。

気をつけよう。( ̄  ̄) (_ _)うんうん