徒然なるままに

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泣ける! アニメ『夏目友人帳』

緑川ゆき先生のコミックが原作の、知る人ぞ知る『夏目友人帳』。今年、アニメ化15周年を迎え、第七期のTV新シリーズの制作発表もあって、漸くまた夏目とニャンコ先生に会えると思うと、ほんとに待ち遠しい限り!(^_^) 当然、私のリピート&一気に観る作品の一つで、その中でもかなり上位に位置し、そして必ず「泣く」アニメ。

TVシリーズ(現時点では「陸」まで)にOVA、劇場版と、アニメ化されたものはDVD(中にはBlu-rayも有り)を全て購入。(笑) そして必ず第一期の第一話目から一気に観て泣くパターン。(;^_^A

そんなアニメ『夏目友人帳』ってどんな話なの? っていう説明は、公式サイトを見て貰った方がいいと思うし、雰囲気を感じるなら、今ちょうど15周年記念のPVがYouTubeにUPされているので観て貰うのが一番なのでご紹介。(^^)

アニメ 夏目友人帳

アニメ 夏目友人帳

心優しき友人たちとの、大切な日々── 美しく儚き、人と妖の物語。
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。 妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。

因みに、原作コミックの公式サイトもあって、そこでは発売しているコミック各巻、ほんの少しだけだけど「試し読み」が出来たりする。(^-^)

夏目友人帳|LaLa [月刊ララ]【白泉社】

夏目友人帳|LaLa [月刊ララ]【白泉社】

「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!! 祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!? あやかし契約奇談…

私の中では『夏目友人帳』と言えば、アニメって感じなんだよね~。コミックも勿論、素敵なんだけど、でもアニメになると、声優さんの演技や、流れる音楽も相まって、独特の「間」というか「空気感」みたいなものが一層際立つ感じ。

ほんと、声優さんの演技力は卓越していて素晴らしい!
主人公の夏目貴志神谷浩史さんがCVなんだけど、線が細そうで、けれど芯が強い感じがピッタリ。そして息づかいや「間」が絶妙過ぎる。シリーズを追うごとに、成長していく姿がちゃんと声に表れていて、いや、凄いよ! マジで!

そして、妖の斑・ニャンコ先生井上和彦さんですよ! もうニャンコ先生の姿の時は「天丼のブルース」とか、あれ、アドリブらしいけど「おやじ臭」全開でコミカルなんだけど、斑に変化(へんげ)すると、超カッコいい!

次に、俳優兼裏稼業で祓い屋(妖祓い)の名取周一は石田彰さん。『キラめいててごめん』ってあーた、反則だよ、それ!(爆)でも、表の俳優の時と裏稼業の祓い屋の時とでは、ちゃんとキャラクターの心情や立ち位置に合わせて微妙に変えてる。プロだね。

いや本当にさ、出てくるキャラクター全ての声優さんがめっちゃドンピシャなんだけど、個人的には、夏目貴志の子供時代の声の藤村歩さんと、妖・ちょびひげのチョーさんがいい! ほんと、貴志の子供時代の藤村さんの声に何度泣かされたことか! (T^T)クゥー 幼気で寂し気なその声があるからこそ神谷さんの声が生きる! みたいな。
あと、妖・ちょびひげのチョーさんは、もうね、ほのぼのな声だし『〇〇でありま~す』って口調がいい味出してる。(⌒▽⌒) けど、台詞をよーく聞くと意外と偉そうだったり。(笑) 

それに描かれる自然豊かな田舎の風景もノスタルジーを感じるの。
緑の田園風景、雨が降る時の山沿いの暗い雲、真夏の日差しのかぎろい、秋の夕暮れに飛ぶトンボ、積もる雪の白さに、古い木造の日本家屋。障子に襖、押し入れや縁側、ストーブにやかん――嗚呼、何て懐かしい……。

そして、流れる音楽がそのノスタルジーをより一層掻き立てるのよ~。しかも話の余韻をしっかりと受け継ぎながら流れてくるED曲もいい! 劇伴は、全体的にはゆっくり流れていく穏やかなものが多いけど、旋律が何処か心の琴線に触れるのよね~。

これらが上手く重なり合うことで、二次元の世界に奥行きが加わって広がっていくのが堪らない! これぞアニメの醍醐味ね! ま、一種のサラウンド効果だと思う。(笑)

そして、その中心にしっかりとしたストーリーがあるわけですよ。
人と妖、人と人、妖と妖――様々な関係性の中で紡がれる出会いと別れ。誰かを一途に想い、大切に思うことが、時に切なく、時に哀しく、やがては消えゆく儚いものだとわかっていても、それでも想うその心は、とても美しく、そして優しい。

そんな物語が、カラカラに乾ききったこの心に沁みて、そして泣く。_(^^;)ツ アハハ そう、私にとっては「綺麗な涙」を流せる作品かな。そして観た後は、ほんの少しだけ優しくなれる……みたいな感じ。(^-^)

勿論、これからもアニメ『夏目友人帳』は第一期からリピート鑑賞しまくるけど、いつか「聖地巡礼」もしたいな~と思う今日この頃。何か下記のYouTubeを観てたら、無性に行きたくなっちゃった。

……とは言え、人吉市は確か令和2年7月豪雨の被害が甚大で、今も避難を余儀なくされている方もおられると聞くし、地域の完全な復興にはまだまだ時間がかかると思うから、今すぐにどうこうじゃなくて、いつか十分、落ち着いてから……のつもりだけど。